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ロック誌高齢化の波 心は熱く目には優しく活字大きく(産経新聞)

 ビートルズやボブ・ディランら欧米のベテランロッカーやミュージシャンの特集記事で人気の老舗月刊音楽誌「レコード・コレクターズ」が、主要読者層の高齢化を受け、4月15日発売の5月号から活字を現在より約10%大きくすることが2日、分かった。「字が細かくて読みにくい」との読者からの要望に応えたという。かつて若者文化の象徴だったロック音楽だが、時の流れには逆らえない?!

 同誌は昭和57(1982)年にミュージック・マガジン社が創刊した。公称発行部数は約15万部。約10年前から、読者ニーズの取り込みに力を入れるため毎年12月号にアンケートはがきを付け、翌年の2月号に読者が選ぶ「再発CD年間ベスト20」や同誌への意見を掲載するなど活用してきた。

 ここ数年、アンケートはがきを送ってくる熱心な読者のほとんどが50代半ば以上で、「字が小さくて読みにくいので大きくしてほしい」という要望が編集部に多数寄せられたという。編集部内で協議した結果、5月号から文字の拡大など大幅な誌面刷新の実施に踏み切ることにした。

 同誌の寺田正典編集長(47)は「編集部内では文字拡大による情報量減少を危惧(きぐ)する声もあったが、レイアウトに工夫を凝らし、減少は最小限にとどめた。実は私自身も最近、老眼鏡をかけて編集作業をしていることも影響しています」と話す。

 今回の同誌の刷新には、若者の洋楽離れやネットの普及による活字離れの影響もうかがえるが、寺田編集長は「ロック音楽が真に革新的で多くの人をひきつけたのは1980年代半ばまでで、そのころにファンだった若者がロック音楽とともに年を重ねている。読者の高齢化は避けられないが、若い世代にも親しめるようなメディアをめざしたい」と意気込んでいる。

 出版科学研究所(東京)の佐々木利春・主任研究員(59)の話「若者の情報源が雑誌からネットに移った昨今、雑誌の読者の平均年齢はどんどん上がっている。今後、若者向けの雑誌は成立しにくい。レココレのような読者の高齢化にきっちり応える取り組みは今後増えていくのでは」

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<天窓転落>校長ら略式起訴 杉並の小学校(毎日新聞)

 東京都杉並区立杉並第十小学校で08年6月、6年生の中村京誠(きよまさ)君(当時12歳)が校舎屋上の天窓を突き破って転落死した事故で、東京区検は30日、宮山延敬校長(56)と塩田弥生教諭(51)=現・区立桃井第五小教諭=の2人を業務上過失致死罪で略式起訴した。同種事故で学校関係者が刑事責任を問われるのは異例。

 中村君は3階建て校舎の屋上で算数の体験授業中、ドーム形のアクリル製採光用窓(直径約1.3メートル、厚さ4ミリ)に乗って遊んでいたところ、天窓が割れて約12メートル下の1階床に落下し死亡した。

 起訴状によると、宮山校長は天窓に児童が乗れば破損して転落する恐れがあると知っていたのに、児童が近づかないよう教諭に指示しなかったとされる。当時、授業を担当していた塩田教諭は児童に天窓の危険性を注意したり近づかないよう指導せず、事故防止義務を怠ったとされる。

 警視庁が2人を書類送検していた。区検は略式起訴で罰金刑を求めた理由を「過失の程度や他の学校事故の処分から総合判断した」と説明。遺族の処罰感情が強いことも考慮したとみられる。

 この事故の前に、学校の天窓からの転落死事故は97年以降4件あった。神奈川県横須賀市立小学校で女児が重体となった01年9月の事故では校長と担任教諭が書類送検され、不起訴処分となった。

 杉並区教委は「事実関係の確認が取れておらずコメントを差し控える」としている。【三木幸治】

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教科書掲載、200年来の謎「原形質流動」メカニズムを初解明 京大(産経新聞)

 植物の細胞の中で葉緑体などの物質が動く現象「原形質流動」のメカニズムを、京都大学大学院理学研究科の西村いくこ教授(植物分子細胞生物学)らの研究チームが世界で初めて解明し、今週中に米科学誌「米国科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載される。

 原形質流動は高校の教科書にも掲載されている有名な現象。多くの科学者が仕組みを調べてきたが実証できておらず、200年来の謎といわれていた。

 研究チームは、植物の細胞内にある大きな器官が原形質流動にかかわっていると予測し、タンパク質などを作る植物の内壁全体にある器官「小胞体」に着目。アブラナ科の植物「シロイヌナズナ」の葉から小胞体のみを取り出して調べた。

 その結果、小胞体に、細胞中の物質を動かす働きがある特定のタンパク質が結合していることを確認した。

 さらに、このタンパク質が小胞体を動かしていることを発見。細胞の内壁全体にある小胞体が動くことで、葉緑体など他の物質も巻き込まれて流されることがわかった。

 研究チームは「植物が何のために原形質流動を行っているのかまでは突き止められていない。しかし、メカニズムの発見で、その解明の一歩となった」としている。

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阿久悠さん 顕彰モニュメントの鐘 兵庫県洲本市に完成(毎日新聞)

 07年に亡くなった作詞家、阿久悠さんの顕彰モニュメント「阿久悠・愛と希望の鐘」が出身地の兵庫県洲本市五色町に完成し、除幕式が22日あった。

 同市の阿久悠関連事業実行委が建立。阿久さんの代表作で、和田アキ子さんが歌っている「あの鐘を鳴らすのはあなた」を題材に、手を取り合う2人の姿をデザインした。

 式では和田さんと作曲した森田公一さんが鐘を鳴らし、市民ら7000人も参加して「あの鐘を」を大合唱。鐘は自由に鳴らすことができ、まさに「鳴らすのはあなた」。【登口修】

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新幹線レール、東京─鹿児島つながる…来春開通へ(読売新聞)

 九州新幹線鹿児島ルートで未開通の博多―新八代間(129キロ)のレールがつながり、22日、熊本市のJR熊本駅で締結式が行われた。

 これで博多―鹿児島中央の257キロが直結し、工事は来年3月の全線開通に向けて最終段階に入る。

 鹿児島ルートは1991年8月に着工、2004年3月に新八代―鹿児島中央間が部分開業した。全線開通すれば、博多―鹿児島中央間の所要時間は最速で52分短縮され、約1時間20分となる。鹿児島中央―新大阪間は「さくら」が約4時間で直通運転する。

 この日の式典には、沿線自治体の首長や関係者ら約160人が出席。蒲島郁夫・熊本県知事はあいさつで「開通で九州全体がパワーアップし、経済力が向上するのは間違いない」と期待を寄せた。この後、約50人がボルトを締め、レールをコンクリートに固定した。今後、駅舎や架線の工事を進め、秋に走行試験を行う。

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名護市で米軍車両が追突逃走、子供2人けが(読売新聞)

 16日午後10時55分頃、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、大型ジープ型車両が近くに住む米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突し、そのまま逃走した。

 軽乗用車の後部が大破し、後部座席にいた小学4年の長男(11)と助手席にいた次男(3)がそれぞれ顔を打撲するなどの軽傷を負った。

 県警はひき逃げ事件として捜査。約30分後、現場から約10キロ南の同県金武(きん)町の国道329号の路肩に、エンジンをかけたまま乗り捨てられていた米軍のジープ型車を見つけた。前部のパイプ製バンパーが折れ曲がっていたことなどから、犯行車両とほぼ断定した。県警は同日、在沖縄米軍に対し運転者名の情報提供など捜査への協力を求めた。

 発表によると、事故現場は片側1車線の緩やかな上り坂。男性の車は、国道沿いの自宅から道路に出て20〜30メートル進んだところで追突されたという。

 乗り捨てられた米軍車両のナンバープレートには、海軍の所属を示す「US NAVY」の記載があった。バンパーや左前部のライトが破損し、左側のドアがゆがんでいた。

 事故現場は米海兵隊キャンプ・シュワブの第1ゲートの南側約1・5キロ。車が放置された場所は同キャンプ・ハンセンの第1ゲートの北側3キロ。さらに南側約20キロには米海軍ホワイトビーチ(うるま市)がある。

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直接支払制度を来年3月末まで猶予―出産育児一時金で厚労省(医療介護CBニュース)

 厚生労働省は、出産育児一時金の直接支払制度の完全実施を1年先送りし、来年3月末まで猶予する方針を固めた。また、請求・支払いの機会を月1回から2回に増やす。

 昨年10月から実施されている直接支払制度では、出産育児一時金42万円が、出産した人ではなく医療機関に保険者から直接支払われる。退院から支払いまで1-2か月かかり、その間は医療機関が分娩費用を立て替えることになるため、現場から「資金繰りが苦しくなる」と反発する声があり、完全実施は今年3月末まで猶予されていた。


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<輿石参院議員>農地を無断で車庫や舗装路に 法律に違反(毎日新聞)

 民主党の輿石東参院議員会長(山梨選挙区)の自宅がある神奈川県相模原市の土地1298平方メートルのうち6割が、農地の無断転用を禁じる農地法などに違反して車庫や舗装路に使われていることが分かった。同市農業委員会は09年10月、名義上の土地所有者である輿石氏の義弟に、農地へ戻すよう行政指導したが、違法状態は解消されていない。農地の違反転用は全国的に問題となり、立件されるケースもある。専門家からは「国会議員が規制を無視するのでは示しがつかない」と批判する声が上がっている。【杉本修作、山本将克】

 輿石氏や義弟の説明によると、自宅の母屋部分313平方メートルは輿石氏の名義で、75年の建築時に正規の手続きを経て宅地に転用。隣接する985平方メートルは農業従事者の義弟の名義で、このうち969平方メートルは農地のまま義弟が利用していた。だが、89年ごろ、義弟名義の土地は実質的に輿石氏に譲渡され、輿石氏は同年ごろから一部の畑を残して庭や車庫、石敷きの舗装路などを整備。輿石氏の自宅面積は計1298平方メートルまで拡大し、周囲を塀で囲った。

 969平方メートルのうち779平方メートルは73年、農業振興地域整備法(農振法)に基づく農用地(農振農用地)の指定を受け、宅地転用は原則違法。同市農業委員会は昨年10月から3回にわたり、農地法と農振法に基づき、義弟に969平方メートルすべてを農地に戻すよう指導した。義弟は農振農用地ではない190平方メートルは転用許可を得て宅地に変更したが、779平方メートルについては違法状態のままだ。

 農水省によると、農地の違反転用は08年に全国で8197件に上り、東京ドーム121個分に当たる566ヘクタールの農地が1年でなくなった。00年には水田を駐車場に転用した徳島県内の町議が略式起訴される事態も起きている。

 国は「自給率向上のため農地減少を食い止める必要がある」として、昨年農地法を改正。宅地開発業者など法人による違反転用の罰金を最高300万円から1億円に引き上げ、知事らの原状回復命令に従わない個人への罰金を30万円から300万円に引き上げるなどの規制強化を図った。

 東京農工大の梶井功名誉教授(農政学)は「自給率低迷の中、農業振興地域をどう有効活用するかは重要な政策課題。違反転用は農家から見れば『冗談では済まない話』だ。国会議員が率先して規制を無視するようでは示しがつかない」と話している。

 ◇ことば・農地法と農業振興地域整備法

 農地法は農地の所有、貸借、転用などについて定め、それぞれの際に農業委員会か知事の許可が必要と規定。違反者個人には農相か知事が是正命令を出し、従わない場合には3年以下の懲役または300万円以下の罰金。農業振興地域整備法は優良農地の確保などを目的とし、都道府県が指定する農業振興地域の中から市町村が農振農用地を選ぶ。農振農用地になると農地以外の利用は原則不可。是正勧告や調停に従わない場合、違反者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。

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外国人が住む町 歩み寄りなく遠い「共生」(産経新聞)

 【二〇三〇年】第5部 日本はありますか(2)

 2030年のわが国の姿を映し出すかのような“町”がある。トヨタ自動車のおひざ元、愛知県豊田市の保見(ほみ)団地。住民8421人のうち外国人が4041人と48%を占める。そのほとんどは日系ブラジル人だ。外国人が増えると地域はどうなるのか。団地の20年史は苦難に満ちていた。

 愛知万博の会場跡に近い丘陵地帯。67棟3千戸の大型団地に足を踏み入れるとポルトガル語の世界が広がっていた。ショッピングモールはブラジルの食材店や飲食店、DVD店が並び、彫りの深い顔立ちの男女が談笑する。空き地では日系の子供たちがサッカーボールを追いかけていた。

 団地に27年暮らす豊田市議、松井正衛(せいえ)さん(63)は「多文化共生のモデルケースとも呼ばれる団地だが、外国人が集住しすぎてしまった。お互いに歩み寄る姿勢をなくしてしまった」。

 保見団地は昭和50(1975)年の入居開始。平成2(1990)年に日系人の単純労働を認める改正入管難民法が施行されると、トヨタ関連の工場で働く日系ブラジル人が急増した。日系人とは、かつて北米や南米へ移民した日本人の子孫のことである。

 団地はやがて、ごみ出しルール違反や違法駐車、深夜の騒音などをめぐる摩擦が深刻になった。11年には一部のブラジル人と右翼関係者のトラブルで大型街宣車が放火され、両者がにらみ合う中で機動隊が出動する騒ぎとなった。松井さんは「右翼と暴走族が連日『外国人は出ていけ』と叫んでいた。ごみ団地と呼ばれ、最悪の時期だった」。

 現在、表面上は穏やかな郊外団地の風景が広がるが、日系3世の松田プリシラさん(31)はこう話す。

 「団地のブラジル人は日本人から悪いイメージで見られていて、親しくなれない。残念なことですが」

 ◆中途半端な教育

 同じ血が流れる日本人の子孫とさえ、われわれはよき隣人になれないのか。

 プリシラさんの祖父母は三重県出身。戦前にブラジルへ移民し帽子工場を営んだ。プリシラさんの父親(54)は工場を手伝ったが、1980年代のブラジルは経済混乱に見舞われ、一家は90(平成2)年、出稼ぎのため来日した。

 12歳だったプリシラさんは大阪府八尾市の小中学校へ通い、日本語も上達した。シャープの下請け工場で洗濯機の組み立てラインにつき、夜間高校へ4年間通った。日系2世の男性(29)と結ばれ2女に恵まれた。保見団地へ来たのは2年前。父と夫はトヨタ関連の工場で働いている。

 「大阪では学校や仕事先で日本人の友達もできた。ここはブラジル人ばかりで、日本語を話さなくても生活できてしまう。日本に来た以上、日本の習慣に合わせるべきと思うのに、『ワタシ日本人じゃない』『ずっと住むわけじゃない』。結局、ブラジル人はブラジル人、日本人は日本人で暮らしている」

 プリシラさんの小学3年の長女(9)が通う市立西保見小は、児童184人のうち外国籍が103人と56%に及ぶ。日本語を教える専門教員5人と通訳5人が特別に配置されているが、松井さんは「外国人との共生がうまくいくのは経験上、日本人と外国人の比率が7対3まで」と言う。

 「先生方は本当によくやっているが、結局は日本人児童の教育もブラジル人児童の教育も中途半端になっている。両方の子供たちが不幸な状況に置かれている」

 子供を西保見小へ通わせたくないため転居していく日本人家庭もあるという。

 ◆日本人の覚悟は

 保見団地が現在の姿となったきっかけに携わった人物がいる。法務省入国管理局のキャリア官僚だった坂中英徳さん(64)。バブル期の人手不足を補うため日系人の単純労働を認めた平成2年の改正入管難民法の骨子作りを主導した。

 20年後、31万人まで増えた日系ブラジル人の現状に「日本人はもっと温かく受け入れると思っていた。長い目で見てほしいが、まだ共生できてはいない」。

 坂中さんは反省も込め、単純労働の外国人労働者ではなく、永住する移民の受け入れを提言している。特定の国に偏って受け入れず、日本語教育を徹底するなど受け入れ態勢を整える。自民党の議員連盟による「移民1千万人構想」の素案も坂中さんによるものだった。

 一方、外国人労働者問題に詳しい埼玉大学の小野五郎名誉教授(67)は「移民を受け入れた欧州諸国は、本音では失敗だったと後悔している。良好といわれたオランダでさえ揺らいできた」とし、こう話す。

 「スウェーデンが成功例といわれるのは強権的に押さえつけているからだし、スイスは市民による密告が盛んだ。移民を受け入れる社会的コストを日本人は担えるのか。日本人はそこまで覚悟ができるのか」

 一昨年秋のリーマン・ショックに続く「トヨタショック」を受け、豊田市全体で千人の日系ブラジル人が帰国したが、保見団地からは100人ほどだった。滞日10年以上の人が6割を占め、定住化が進んでいる。

 プリシラさんは昨秋から、父親が結成した日系ブラジル人住民団体の一員として団地内で情報紙の発行を手伝っている。

 「20年後、団地がどうなるかは分からないけれど、ブラジル人と日本人、どちらも相手の文化に興味を持ってもらいたい。互いにもっと知り合ってほしい」

 情報紙はポルトガル語と日本語で書かれていた。

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牛丼店に強盗、18万奪う=容疑で香川大生逮捕−県警(時事通信)

 牛丼チェーン店で現金を奪い、逃走中に警察官に暴行したとして、香川県警高松北署は8日、強盗や公務執行妨害などの疑いで、高松市西町の香川大3年阿部裕太容疑者(22)を逮捕した。同署によると、「間違いありません」と容疑を認めているという。
 逮捕容疑は8日午前5時35分ごろ、高松市木太町の牛丼チェーン「吉野家」高松中央インター店で、男性従業員(35)に包丁を突き付けて脅し、現金約18万5000円を奪った疑い。さらに同店近くで、逃走中の容疑者を呼び止めた県警本部機動捜査隊の隊員(35)の首を絞めるなどして、軽傷を負わせた疑いも持たれている。
 高松北署によると、阿部容疑者は隊員に暴行した後、スクーターで逃走。奪った現金や診察券などが入ったバックを、暴行現場に残していたため身元が判明し、自宅付近で同署員に発見された。 

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